南野武のミニマリストへの旅

はじめまして。南野武です。衣食住の新しいあり方を提案していきます。無駄なモノは買わないであれば棄てましょう。買うなら本当に必要なものだけを選びましょう。

整理術 働き盛り 始める

前回と同じような内容ですが、大事なことですので・・・

 

☆愛着のあるモノと、他人のモノ

 モノが劇的に増えるポイントは、結婚や、子供が生まれるなどのライフステージの変化です。

 「結婚すれば、モノの量は単純に考えて倍になるし、子供が生まれたら、おもちゃや勉強道具、学校で作った工作物など、芋づる式に果てしなくモノが増えていく」

 こうしたライフステージの変化で増えるモノが厄介なのは、自分だけのモノではないことです。

家族に無断で、勝手に捨てたり、片づけるわけにもいかないですよね。

 

 それぞれのモノとつき合ってきた年数が長くなることも、整理を難ししています。

 

「高齢者の家には、30~40年前のモノがタンスや押し入れに山ほど眠っていて、どれも愛着があると言う。しかも、若い頃よりも判断力が鈍っているから、“捨てる”決断は下しにくい」。

 

 そこに、社会状況が追い打ちをかけていきます。

 

「そもそも現代の日本社会にはモノがあふれ返っている。意識的に減らしていかないと、家の中のモノは増える一方になる」(坂岡さんのお話し)。

 

 ☆バリアフリー以前の問題

くらしかる代表・坂岡洋子さん

くらしかる代表・坂岡洋子さん

 坂岡さんが「老前整理」を提唱するようになったのは、インテリアコーディネーターとして、バリアフリーに関心を持ち、介護現場に足を踏み入れたのがきっかけだそうです。

 目にしたのは、バリアフリー以前に、あふれるモノに囲まれて身動きが取れなくなっている高齢者の姿だったといいます。

数枚の古新聞や絡まったコードに足を引っかけ、骨折するといった事故も後を絶たないんです。

 「しかも、大量のモノを残したまま亡くなると、死後の遺品整理で家族・親族に多大な負担がかかる」(坂岡さんのお話し)。

 

 老いた時、安全、安心に暮らすには、何よりモノを減らすことです。

気力、体力が衰えてからでは手遅れになる…。

そう考え、たどり着いたのが「老前整理」の概念だったんです。

老前整理のセミナーを各地で開催してきた坂岡さんは強調します

 

充実した最期の時を過ごすには、今から挑戦して早すぎることはない。

 

 

 

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